「小さなチーム、大きな仕事」を読んだ感想
「小さなチーム、大きな仕事」を読んだ感想です。
シリコンバレーのスタートアップで成功している経営者の思考やマインドがどんなものかわかる一冊でした。
典型的な日本の大企業とはかなり異なる思考やマインドです。
ただ2016年に書かれた少し古い本なので、私の会社で導入されている思考もあると感じました。
本の視点が基本的にマネジメント視点なので、プレーヤーの私がすぐに仕事に活かせる情報は少ないといえば少ないです。
ただ自社開発ソフトウェアサービスを成功させるという観点から読むと非常に勉強になる本であり、これからマネジメントを始めようと思っている人にも良い本だと思いました。
気になったところをまとめました。
計画は予想にすぎない
未来について考えるなとか、やがてくる障害にどう立ち向かうか熟考するなと言っているのではない。それは有意義な作業だが、それを記録したり、たえず心配したりする必要はないということだ。
予想をたよりにしてはいけない。今年ではなく、今週することを決めよう。
マネジメント層を見ていると、来季の計画をたてるのに膨大な時間を使っているなーと思って、ピックアップしました。確かに、来季計画では壮大なことを考えているのですが、完了しているのを見たことがないなとふと思いました。
芯から始める
まったく新しいことを始めるとき、様々なことに引き裂かれる。やらなければならないことからとりかかるべきだ
これは大切だなと思いました。興味のある部分の実装を優先して始めてしまい、はまって抜け出せなくなって、やらなければならないことが後回しになって、締め切り間近にバタバタするという経験はあります。
決断することで前に進む
できるだけ「これについて考えよう」ではなく「これについて決断を下そう」と思うことだ。
決断に決断を重ねる流れに入ると、勢いが生まれ、モチベーションも高まる
よくわからないことが明確になるのを待つとモチベーション下がるのはその通りだと思いました。早く決断して早くサービスをリリースすることが重要ですね。
会議は有害
会議が一般的にテレビ番組のようにスケジュールされるのも不幸なことである
会議は永遠の課題ですね。。スクラム開発では定期的に色々な種類の会議が設定されますが、重要な決断がなされる会議は定期的な会議ではなく、担当者が必要に応じて設定する会議だったりしますよね。。
最後に
他にも気になるトピックはたくさんあったのですが、書き出すときりがないのでこの辺で終わりにします。(力尽きました。。)
気になった方は読んでみてください。